こんにちは!ブリコラブログです!
「資産づくり」をメインコンテンツの一つとしている当ブログ、
知人・会社同僚を中心に認知が広まって参りました。大変ありがたいです!
以前の記事で初めて知人から受けた質問とその解説を公開したところ、
別の知人からもLINEで質問もらいました。
今回もそのときに贈ったアドバイス・解説をお届けしますね!
他のみなさまのお悩み解決につながれば嬉しいです!
今回のテーマ!
- 債券型のETFってあるの?ちなみにオススメは??
こちらの解説をしていきますね。
それでは、どうぞ最後までご覧ください!
Contents
債券ETFのオスススメについて:結論!
早速結論ですが、
- リスクを許容できるなら、ハイ・イールド対象のETFを購入。
- 債券は分散目的!ガチガチのリターン狙いなら、トリプルB以上のETFを購入。
です!
順番に解説していきますね。
債券の種類や特徴を理解しよう!
ハイ・イールド?? トリプルA??
一体何のことやら・・・私も少し前までは同じ印象でした。
整理して理解すれば、本質部分をつかんでいただけると思います!
債券の発行主体と信用度
債券の種類 | 発行主体 | 利率 |
国債 | 国 | 例)日本国債:0.05% |
地方債 | 地方公共団体 | 例)川崎市20年債:0.27% |
社債 | 企業 | 例)ソフトバンクグループ 6年無担保社債:1.64% |
上記表をご覧いただきお気づきかもですが、
発行主体の“信用度”により利率が決まります。
- 国 > 地方自治体 > 企業
アップルやテスラのような驚愕的企業は、ちょっと横に置き、、(苦笑)
国より企業の方が信用度が上ということは考えづらいですよね!
ハイ・イールド債とは何か??
ハイ・イールド債とは利回りが高く信用格付が低い債券のことです。
一般的には「ジャンク債」ともいわれますね。
(“ジャンク”と表現される確かに格付けが低そうに感じます・・・)
イールド(yield)=収益・利回りの意味で、
投資の世界では「イールドギャップ」といった使われ方もします。
信用格付がBB(ダブルビー)以下の評価をされている債券のことで、
信用度が低いため 格付の高い債券より金利を高く設定しないと
資金を集められないという意味合いが含まれますね。
ハイ・イールド債の反対は、『投資適格債』です。
これは信用格付けトリプルB以上の発行主体債券に投資することになり、
リスクが低いため、リターンも低い=ガチガチのリターン狙いに最適と言えます。
ETFの銘柄(ティッカー)で比較してみる!
債券の種類や発行主体の信用度により利率が変わること、
ハイ・イールド債は、その中でも信用格付けがダブルB以下である
といったことをご理解いただけたところでETF銘柄を見ていきましょう!
※配当利回りは、2021年5月初時点
ETF銘柄 | 取扱会社 | 配当利回り・経費率 |
❶LQD | ブラックロック | 2.59%・0.49% |
❷AGG | ブラックロック | 1.99%・0.04% |
❸VWOB | バンガード | 4.10%・0.25% |
❶LQD
Markit iBoxx® 米ドル建てリキッド・ハイイールド指数を連動対象としています。
格付機関が実施する信用格付において「投資適格」という評価された債券のことです。
信用格付とは?
- 債券の発行会社が、債券の元利金の支払いを確実に行える能力があるかを評価したもの。
例えばS&Pでは債券をAAAからDまでの12のランクに格付しており、
トリプルBー以上の格付を「投資適格格付」、ダブルB+以下を投機的格付としています。
=格付が高いほど債務履行の可能性が高い、より安全な投資対象であると言えます!
❷AGG
ブルームバーグ・バークレイズ米国総合指数を連動対象としています。
米国で「投資適格」の格付基準がある国債、政府関連債、社債、担保付証券、
商業用不動産担保証券、ハイブリッド変動金利型住宅ローンなどが投資対象。
AGGも、S&P基準でトリプルBー以上の格付けを投資対象としていますね。
❸VWOB
新興国政府債を投資対象としたETFです。
新興市場へ71%。うちトリプルB未満が42% トリプルBが33%の構成であり
前出の2つのETFよりもリスク度合いは高めと言えるでしょう。
国という信用度が高い債券ではありますが、対象が先進国ということで
債券型ETFでポートフォリオを構成する場合は比率を慎重に考えた方が
良さそうですね。
オススメ債券ETF:まとめ
- 発行主体により、信用度(リスク)が変わる!
- S&P基準でトリプルBー以上の格付けは、「投資適格」
- 国債でも新興国市場であればリスクは高め。分散すること!
いかがでしたでしょうか?
原則と運用する商品の特性や制度のメリット、ご自身のリスク許容度を
最も効果的な点で掛け合わせることで最大効果が得られます。
高配当株式と債券でのETF組み合わせは、分散が効いて相性は良いです。
利回りや経費率で比較して、どのETFをポートフォリオへ組み入れすべきか。
慎重に考えるようにしましょう!
それでは、次回のブリコラ!でまたお会いしましょう!