こんにちは!ブリコラブログ!です。
コロナ禍真っ只中で開催されたTOKYO2020・オリンピック。
非常に盛り上がり、日本のメダル獲得数が過去最多!
開会式のメインテーマが日本のゲーム音楽集が採用されるなど、
結果的には話題に事欠かない大会だったのではないでしょうか??
話題・盛り上がりに欠かせないのが、『競技の実況』です!
いわゆる“神実況”が繰り広げられると、会場の一体感づくりや
選手感情への移入など、様々な効果が生まれますね。
今回はオリンピック名場面に添えられた神実況を、
ブリコラ的に『3選!』お届けします。
※夏季・冬季の双方から独自選出
それでは、最後までお付き合いください!
オリンピック名場面+神実況の選定基準
名場面と言えるのは見る人の競技レベルの理解度だったり、
対象プレーヤーのファンだったりという要因・変数によって
ボラティリティが大きくも小さくもなります。
ここでは初めてその競技を見た人・余り興味がなかった人でも“名場面”だ!
と感じれる状態。以下の3要素を備えた場面を選出基準としました!
選出基準!
- 正確な技術解説
- 競技場面や情景の絶妙なメタファー(比喩表現)
- 実況の熱量による引き込まれ度合い
それでは、第3位より発表致します!
果たしてみなさまお気に入りの場面もあるでしょうか!?
オリンピック名場面:第3位!
第3位は、1998年 長野オリンピックのスキージャンプ・団体です!
このオリンピックは、フリースタイル・女子モーグルの里谷多英選手が金メダル!
ここから連続出場でメダルには届かなかったものの、
第一人者として牽引した上村愛子選手のオリンピックデビューと、
非常に盛り上がった大会でしたね!
選出基準は、上記の2と3。特に、3は突出していました!
3番目のジャンパー・原田雅彦選手の2回目。
1回目のジャンプが大きく失速を生み、前回大会を想起させる結果に・・・
そのプレッシャーを跳ねのけて異次元のジャンプを決めて見せたことに対して、
実況の熱量と比喩表現が光ります!
- 高い!高くて、高くて、高くて、高くて行った!
- すごいジャンプを見せました、原田!
- もうビデオでは測れない、別の世界に飛んでった原田!
スキージャンプで最も重要な要素・ジャンプの「高さ」
言い方を変えながら実に5回!これはジャンプのスゴさと“願い”が
込められた実況だったと今でも感じます。
プレッシャーを跳ねのけて打ち克った原田選手の清々しい表情。
日本選手4名が金メダルを決めた時の雪上の喜び方!
今でも感動で涙無しにはみれません!!
オリンピック名場面:第2位!
TOKYO2020大会で生まれた名場面・新競技スケートボードより!
金メダルの獲得最年少記録を塗り替えた西谷椛 選手の名場面!
https://www.youtube.com/watch?v=pgbdBtj6HN4&t=33s
- 決まったー!
- 13歳 真夏の大冒険!!
SNSやYouTubeのコメントでは、「用意していたコメントでは無いか!?」
「何が大冒険なのかわからない」といった否定的なコメントも目にしますね。
個人的には13歳での金メダル獲得記録を大きく塗り替えた歴史的場面を、
くどくど説明することなく、一瞬で認識させた力。
「13歳 真夏の大冒険!」という短いフレーズで視聴者の心へ滑り込んできたこと。
これがスゴイ!
また13歳という年齢と大冒険というフレーズが絶妙に合う。
14歳以上や高校生になると、おそらく微妙な違和感が生まれたように思います。
コロナ禍で閉塞感がある世の中・現状ではあるものの、
大冒険という可能性を秘めたワクワク感のある表現にしたことで
うつむきがちな今を前向きにしたかった。そんな気概も感じます!
オリンピック名場面:第1位!
第1位はダントツでこの名場面でしょう!
2004年アテネオリンピックの体操・男子団体!
選定基準のすべてがS級。技術描写とメタファーが絶妙。
これ以上の名場面実況は生まれないのでは!?と思わせる。
そんなシーンでした。
場面は最終演技。
鉄棒の冨田選手の得点で、日本の金メダルが決まる。そんな状況。
まずイントロダクション。
「冨田が冨田であることを証明すれば、、日本は勝ちます」
何とも心強い牽引力を秘めた実況でしょうか。
「イケる!」と思わせてくれるのに十分な表現!
「離れ業はコールマン!」→決めた。
フィニッシュに向けて一気に盛り上げが加速!
- 伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!
これから起きる演技の描写と金メダル獲得という“栄光”
宙返りの放物線の軌跡を「架け橋」に例えるところ、、、
この一連の実況が織りなす映画のワンシーンのような
芸術作品とも言うべき内容!
選出基準すべてが満場一致ではないでしょうか!
本当に、本当にすばらしい!
オリンピック・名場面集!特選3シーンはこれだ!:まとめ
- 名場面には名実況(神実況)がつきもの!
- 演技の描写と情景のメタファーが見事に融合している!
いかがでしたでしょうか??
今回は雑記カテゴリーを初めて書かせていただきましたが、
内容としてはビジネスにも通じるものだなぁと確信します。
伝えたいことを端的に・ストーリー性を持たせ、
聴き手が難しく感じないようなメタ表現も駆使して
世界観に引き込む!
ビジネスは事前準備ができますが、
スポーツ実況はそうはいかないから数百倍むずかしいでしょうね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
それでは次回のブリコラ!でまたお会いしましょう!