こんにちは!ブリコラブログ!です。
今回はビジネススキル編・偉人に学ぶシリーズより、
黒田官兵衛の名言から「適材適所の考え方」をご紹介します!
今回のテーマ!
- 豊臣秀吉を天下人に押し上げた天才軍師、黒田官兵衛
- 知略に優れた彼の名言から、現代に通じるマネジメントを学ぶ!
- 現代を生きる私たちが認識すべき、この言葉の本当の意味は??
それでは、最後までお付き合いください!
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黒田官兵衛って、どんな人?
黒田“官兵衛”孝高 は、現在の福岡県を築いた藩祖であり、
豊臣秀吉を天下人へ押し上げた立役者として名高い人物です!
- 隠居時は、黒田“如水”(←「上善は水の如し」より命名)と名乗る。
- 側室を置かず、生涯正室の光(てる)を愛した←一途な性格!
- 孫子の兵法を用い、犠牲の少ない戦いを戦略立案のモットーとした!
合理的に味方の勝利を呼び込む軍師としての側面とは裏腹に、
謙虚で一途な性格を持ち得るすばらしい戦国大名といえますね!
上司(豊臣秀吉)に頼りにされ、仕事もできる(知略家)。
そして愛妻家!!非の打ち所がない人物だったと想像できます!
『適材適所』の名言:夏の火鉢、旱に傘
一部見慣れない文字もございますので改めて詳細を伝えますと・・・
- 夏の暑い日に、炭を燃やして暖をとる火鉢は不要。
- 旱(=日照り)の日には、雨に濡れないから傘は不要。
という内容。
ただ寒い冬になると火鉢は必要だし、土砂降りの日には傘が欠かせない。
会社組織と社員にあてはめると、
限定した局面では力を発揮しない社員でも、「環境」と「上司」が変われば
絶大な成果を上げることがある!
この解釈から、『適材適所』の名言として使われることが多いようです。
この解釈に異議を唱える気は全くございません!
ブリコラブログ!的には、もう1歩踏み込んで意味を考えたいと思います。
夏の火鉢、旱の傘:現代を生きる私たちが持つべき視点!
ブリコラブログ!的 もう1歩踏み込んだ考え方は、
- VUCA・環境変化に備えよう!
- スキルや経験の価値発揮ベクトルを変えよう!
です。
順番に見ていきましょう!
❶VUCA・環境変化に備えよう!
VUCA時代とは良く言ったものです。
テクノロジーの進化や新型コロナウィルスによるライフスタイルの変化は
価値観を大きく動かす要因になっていることを、みなさまもお感じでしょう。
そんな環境においては、変化に備える・柔軟に適用することが大切。
夏であっても冷夏はあり得ますし、晴れていてもゲリラ豪雨の襲来で
ズブ濡れになる可能性もありえますよね!
組織運営において、このような想定外のことを想定しておく慎重さや
いざという時のために準備が必要なことを示唆しています。
❷スキルや経験の価値発揮ベクトルを変えよう!
❶の示唆が会社や組織の観点とした場合、❷は個人の視点です。
価値発揮のベクトルを変えるというのは、
=自分の経験やスキルを「意味あるもの」に使っていこうということ!
具体的には!?
暖を取る機能ではなく、夏のBBQ時に調理器具としての意味を発揮!
雨に濡れない機能だけでなく、日傘や折り畳み傘としての意味を発揮!
❶の状況と相まってこれまで得てきた経験やスキルは急速に陳腐化します。
その一方で自らの意思と信念で意味あることに変換していくと、
市場に受け入れられて重宝がられる。自分の殻を破って新たな展開を生み出せる。
一段も二段も上のレベルで活動していくことも、決して夢ではない。
むしろこのような行動様式が今後のスタンダードとして求められるはずです!
こんな視点があることを、上司は部下と接するときに意識していく。
部下が気づいていない新たな価値を発揮させてあげることこそが、
本当の意味での人財育成・マネジメントではないでしょうか!
黒田官兵衛の名言から学ぶ!適材適所の人材マネジメント:まとめ
- 「夏の火鉢、旱の傘」は、組織における『適材適所』を表す名言!
- 既知概念での機能発揮だけではなく、価値発揮のベクトルを変えよう!
- 上司は部下に対して、新たな意味づけをするマネジメントが大切!
いかがでしたでしょうか??
黒田官兵衛がすばらしいのは適材適所を説くのみならず、
下部組織のリーダーがミスを起こした際には「そのリーダーを任命した人」に
責任がある。
つまり、任命責任の方が重大だ!ということも言ってます。
現在の組織においては自分の保身の為に平気で梯子を外したり部下を咎めたり、
成果が出たら自分の手柄だと語りたい上司が多く見受けられる中、
なんと理想的な上司なのでしょう!?
現代に居たとしたら、
間違いなく尊敬される素晴らしいビジネスマンなのでしょうね!
偉人から学ぶシリーズ、過去の記事もございます。
是非ご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回のブリコラ!でまたお会いしましょう!